【Chat GPT】共食いか?共存か?|みんながChatGPTで記事を書くとどうなる?
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ある貧しい村で若い男女が結婚しました。
村人は「お祝いに!」と、各家で少しずつお酒を分け合って一升瓶を満杯にして、結婚式にプレゼントした。
という心温まる話を聞いたことありますか?
この話、「オチ」がありまして。
「うちだけなら、お水を混ぜてもきっと分からないだろう」と、お水を入れる家があったそうです。
さて、結婚式が終わり、村人から贈られたお酒を家に帰って飲んてみたら・・
お酒は一滴も入っていないお水だけの一升瓶だったそうです。
これは小学校の頃、道徳の時間に聞いたお話で今でも忘れられないストーリーの一つです。
で、今日の話題に。
【チャットGPT】共食いか?共存か?
Web界が超ざわついているチャットGPTの出現。
チャットGPTとは?
アメリカ、サンフランシスコにあるOpenAI社が開発したAI(人工知能)を使ったサービス。
昨年2022年11月30日に公開されました。
チャットGPTの画面でテキストメッセージを入力(質問・指示)すると、それに応じた答えを返してくれるAIです。
簡単な質問だけではなく、文章(書籍・小説なども含む)の要約や小説や詩の創作、英文の翻訳からエクセルの関数式教えてー!なども、正確に答えてくれるなど・・モンスター級の人口知能です。
これが、「すごい便利だね!」だけでは終わらずに、なぜこんなにざわつくのか?
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あまりに簡単にAIで文章が生成できてしまうがゆえに
「もう人間が記事を書かなくても良いのでは?」
「AIに職を奪われる」
という考え(期待感や危機感)が当然生まれてくるわけです。
このチャットGPT、どのぐらい文章力があるAIなのか?まだ、使っていない人はとりあえず、使ってみてください。
使ってみないと、今日話すことがピンと来ないと思うので。
Sign upするだけで、無料で使えます。
↓
https://chat.openai.com/auth/login
当然のことながら、、
- アフィリエイターはどうなるの? どう、活用すればいいの?
- クラウドワークスなどでライター業で食ってる人はどうなるの?チャットGPTでAIに書かせた記事を納品しても、報酬は支払われるの?
- チャットGPTで書いた記事をGoogleはどう評価して、検索結果に表示するの?
- Google検索は使われなくなってしまうの?だとしたら、僕らが書くブログはどうなっちゃうの???
- メルマガはどうなるの?世の中のメルマガ・・・本人じゃなくて、実はチャットGPTが書いてたとしたら??
とまぁ・・
考え始めると疑問が次々わいてきます。
そりゃ、不安になりますよね。笑
今はチャットGPTが登場したばかりなので、
Web界がどうなるのか?
どう変わっていくのか?
まだ、誰にも分かりません。
ただ、現時点で分かってることは
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Web上の様々なデータソース
は、ハッキリしてます。
これ、重大な欠陥がありますよね?
気づきましたか?
AIが学習した時点までの情報しかAIには答えられない
現時点で、チャットGPTは2021年までの情報しか学習していないので、最新の情報に関しては、正しい答えが出せないです。
例えば、「日本の首相は?」と聞いてみると・・
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いやいやいや。。笑えるでしょ?
やはり、「今現在」の状況や出来事は全く把握できていないようです。
様々なWebデータをかいつまんで学習し分かったような記事を返して来るけれど、もっともらしくサラッと答えてくるその内容の信憑性が担保されておらず、上記のように平気で間違った情報を出してくることがたびたびある。
「チャットGPTからの回答は、情報に信憑性が乏しい・・」
これでは、どんなに文章が上手でも、致命的じゃないでしょうか? 結局はGoogleで検索しないとイケナイ・・笑
チャットGPTの情報正確性の検証については、こちらの記事でも書いているのでまだ読んでいない人は、読んでみてください。
結局は、
僕らが書く記事を含めて、
Web上にある記事から学習して、
答えを返してくる(文章を生成する)
この仕組みゆえに、、
もしも、「もうAIに記事書かせれば、OKじゃん!うぇ~い♪」な人が増え、僕ら人間が記事を書かなくなりチャットGPTだけが記事を書き続けたとしたら?
遅かれ早かれWeb上の記事は、全てチャットGPTが書いた記事ばかりになります。
↑↑↑
これは極論だけど、分かりやすく言うとどうやってもそうなるでしょ?
つまり!「今現在」どころか、チャットGPTの学習元の正確なデータがなくなる。
「大元」の正確な情報が全てなくなってしまうわけです。
チャットGPTが書いた不正確な情報を元に学習したチャットGPTが記事を書く・・が繰り返されます。(これ、共食いやん・・w)
これだけ、膨大なWebデータがあるのだから
私ぐらい、チャットGPTで書いた記事をアップしても、大丈夫でしょ?
この思考でみんなが進んでいくと、冒頭の「貧しい村での結婚式のお祝いのお酒が「水」しか入っていなかった・・」が普通に起こりうるわけです。
まぁ、
こんなことは私レベルの頭で、予測がつく、分かることなので当然、この流れは回避されるだろうと思いますけどね。笑
Googleは既に警鐘を鳴らしていたのではないか?
Googleが、2022年12月15日に「検索品質評価ガイドライン」を更新しましたよね?
これによって、いままでの「E-A-T」に「E(経験)」が加えられて新しいウェブサイト(記事を含む)の評価基準になりました。
※E-E-A-Tとは?
「Expertise(専門性)」
「Authoritativeness(権威性)」
「Trustworthiness(信頼性)」
の略で、Googleの
検索品質評価ガイドラインで定義されてる
ウェブサイトの評価基準のことです。
例えば、検索品質評価ガイドラインで定義されてるウェブサイトの評価基準は「E-A-T(専門性/権威性/信頼性)」でした。
2022年12月に正式に発表された新しいウェブサイトの評価基準が「E-E-A-T」です。
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「Experience(経験)」
がしっかり書かれている記事を評価して上位表示するよ
\
というGoogleの新しい判断基準が発表されたのは、このチャットGPTの公開からわずか2週間後です。
これ、私にはとても偶然とは思えないんですよ。
チャットGPTを使えば、誰でも簡単に記事が書ける。
だけれど、その記事を内容は、既にWeb上にある「一般的な一般論」の域を出ないものしか出てこないわけで。
そんな記事がいくら増えても、読者には、何一つ利益がないじゃないですか。
/
表面だけさらった記事が増え続けると、
Web上にある情報は
いずれ本当に「ゴミだらけ」になる。
\
だからこそ、「本人の体験や経験」がシェアされた記事こそ、検索者・読者にとって「真の価値がある情報」だし、重要視されるべき。
とGoogleは言っているわけです。
「うちだけ、お水を混ぜてもバレないでしょ?」をやるなよ!と。
ちゃんと、
「自分の経験を記事にしてシェアするような読者の役に立つ記事」を書いてくれよ!と。
「そしたら、あなたの記事を高く評価するよ!」と。
Googleはこのタイミングで警鐘を鳴らしているわけです。
チャットGPTという人工知能を持ったツールは使い方さえ間違えなければめちゃめちゃ便利です。
おそらく、今のGoogle検索エンジンと並んで愛用されるツールになるのかもしれません。
既にMicrosoft社が提供する検索エンジンのBingには、チャットGPTの上位互換のAI、「GPT3.5」が搭載され、スタートしています。
だけどよ。。笑
結局はAIが返した答えの「信憑性」を確認するためにGoogle検索して、「大元の情報を見に行く」という行為が必要になるのでは?
Googleの検索エンジン、なくならねぇよ!
人間が自ら判断する・・という作業はなくなることは無いし、ますますGoogleの価値がたかまるのでは? と思いますよ。
AIに頼りすぎると共食いになって、滅びるよね。
AIを使いこなして、「共存する道」を僕ら一人一人が考えていく必要があるよね。
と、強く思うわけです。
アフィリエイター達よ!
外注ライターさん達よ!
安易にチャットAIで記事書いてアップ・・本当に辞めた方がいいよ!と強く言いたい。
MEGAさん
楽しく読ませて頂きました。
ChatGPTよくよく考えると、本当にAIが自分で作った中途半端な情報の上に上書きされて、
訳がわからなくなるような世界が想像されてしまいます。
便利だとみんなが何も考えずに使って行くでしょうから、今後どのようになって行くのか楽しみと恐怖が混在していますね。
私の中ではそんな事を全く考えてもいませんでしたが、タメになりました。
ありがとうございます!
太田さん
こんにちは!MEGAです。
その節は
ご丁寧にメール頂き、ありがとうございました!
コメント、ありがとうございます。
一見便利なようでも、
大勢がAIに頼り切ってしまうと
ゆくゆくはWeb界は衰退してしまうでしょうね。
人間が、ちゃんと考えて使わないと
恐ろしいSF映画のようになってしまいかねません。
「AIでも記事が書ける」
という状況になればなるほど
「人間が書いた記事」の価値が上がると私は考えます。
書き手が、自分の体験を記事に書き加えるなど、
AIでは書けない記事が今後求められていくと思います。