土用丑の日の鰻は平賀源内のマーケティングだった|メルマガバックナンバー2021/07/28
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お疲れさまです。
今日は土用丑の日、鰻を食べているMEGAです。
土用丑の日なので
鰻など♪鰻の旬は脂が乗る冬です。
江戸時代に、夏場に身痩せして味が落ちて売れない鰻に困った魚屋を救ったのは、平賀源内の「土用丑の日は鰻」というキャッチコピーだったという…
今日のメルマガは
そんなモノの売り方、マーケティングの話しをお届けします。 pic.twitter.com/qsxotdBYrb— メガ@SEO 月7桁ブロガー★ブログの稼ぎ方を教えるプロ (@mega_style_2014) July 28, 2021
土用の丑の日には鰻・・はすっかり定着してますが、そもそもなぜ、土用丑の日に鰻だったのか?
これには諸説ありますが、MEGAの好きなのは江戸時代の平賀源内の「マーケティング」説です。
今日は、ちょっと息抜きしながら、マーケティングのお話など。
土用丑の日の鰻は平賀源内のマーケティングだった
鰻の旬は、ご存じ冬です。
秋から、冬にかけて、寒さが増すと鰻に脂が乗って、「冬の鰻が一番旨い」という訳ですね。
当然、夏の鰻は身痩せしていて、味が落ちると言われていました。
今は、養殖の鰻が主流なので、1年中安定して、美味しいですが。。
さて、話は江戸時代にさかのぼります。
魚屋さんにとっては、高値で売れる鰻が夏場は全く売れない。なんとか、夏場に稼ぐ方法は無いか?が、当時の魚屋さんの悩みでした。
ある魚屋さんが学者の平賀源内に相談したのだそうです。
平賀源内は、「本日、土用丑の日」と書いた貼り紙を店に貼り出すことをすすめました。
当時、土用の丑の日に「う」のつくものを食べると元気が出る、夏バテしない・・と言われていて
・うどん
・うめぼし
・牛(牛肉)
・馬(馬肉)
などが、好んで食べられていた時代でした。
ここに平賀源内は「鰻」をぶち込んできたわけです。
この発想が。
そもそも、旬じゃないって言うのに・・
旬かどうかとか
品質がどうとか
鰻が本当に美味しいのは「夏じゃない」とか
職人としての「味」にこだわっていたら、この爆裂メガヒットは生まれなかったというところが面白いです。
素直にアドバイスに従ったその鰻屋は大繁盛!!
それを聞いた他の鰻屋も次々とマネをし始めました。
こんな流れから、江戸時代に「土用の丑の日には鰻を食べる!」という風習が定着したんですね。
これって、年末のオーケストラ団員にボーナスすら払えなかったオーケストラのオーナーが「べートーベンの第九やれば、合唱団員も沢山参加するから、チケットが沢山売れるのでは?」という苦肉の策から「年末になるとベートーベンの第九」という風習が定着した話とか・・
バレンタインに売上を伸ばすために「チョコレート」をプロモーションしたら、どうだろうか?と神戸モロゾフが初めて「ハート型のチョコ」をバレンタインに販売し始めてから、爆発的に広がり定着したとか・・
そもそもバレンタインにチョコレートは世界中探しても日本だけですからね。笑
こうして見て行くと、セブン・イレブンが火付け役になった「節分に恵方巻」もそうです。
お寿司屋さんでも売れなかった恵方巻がセブンイレブンのマーケティング力で、「節分=恵方巻」という図式が、瞬く間に全国区になったわけです。
豆まきの鬼のお面と大豆じゃ、売上、上がらなかったですからね。笑
マーケター(仕掛け人)がいい仕事、しているわけです。
マーケティングは「売れてなんぼ」売れるためにどうするかを考えること
鰻も、第九も、バレンタインも、恵方巻も・・・
「どうやって売ったら、売れないものが売れるか?」
「何に結び付けたら、売れるか?」
「誰に売ったら売れるか?」
というマーケティングの勝利だったわけです。
まったく売れていなかったキットカットの発売当初、「主婦層」をターゲットにしていたそうですが、「きっと勝つ!」に掛けて受験生をターゲットにしてからキットカットの売り上げは爆伸びした事例とかもそうですね。
こんな目線で見ていくとアフィリ界の商品も、狙ってヒットは作られてきたという歴史があります。
「まずい!もう一杯!」
だった青汁から、スタートした健康青汁ブーム。
「緑」が健康をイメージさせるなら・・とスムージーと合体させてフルーツも混ぜて、若い女性に飲みやすくしたら?でメガヒットを生んだFABIUSの「青汁王子」こと三崎優太さんのマーケティング力は神でした。
すっきりフルーツ青汁は累計1億3,000万本売れたそうです。
私も、さんざんこの案件にのっかりましたけど。笑
ビジネス思考で行けば、当然横展開させますから、青汁が売れるなら?次は?
炭でデトックスという発想に着目して「黒汁」というブームも、狙って作られたものと言えます。
「海外セレブの間で、既に大人気の」という意味不明なキャッチコピー。
今見ると、意味不明過ぎて笑えるんですけど、売れちゃう訳ですよ。
黒生姜
黒ニンニク
みたいに、
黒〇〇・・という感じで、「黒」をつけるとと売れる・・みたいな流れがありましたね。
ゴマキまで起用して、第三弾のレッドスムージーは不発に終わったけれど・・
うーーむーー。
赤はイマイチでしたね。笑
というわけで、売り方は様々ありますが
- ターゲティングを変える
- 何かのイベントと結び付ける
- イメージカラーを変える
など、その時々の時代の流れに沿ってマーケッターたちは今も次のメガヒットを狙っているわけです。
僕ら、アフィリエイターは「商品開発」をするわけではないけれど、こうした動きを注視していくことで「次に何が売れる?」が徐々に見えてくるようになりますよ。
また、今の流れは新商品が開発されると、Facebook広告やニュースサイトなどに配信されるAD広告が先陣を切って
「露出面を増やして認知度を上げる」
↓↓↓
「PPCの検索連動広告で指名検索を狙う」
↓↓↓
「SEOブログでしっかりしたコンテンツで販売」
という導線、売る側は徹底的に意識してますからね。
FB広告やインスタでインフルエンサーがプロモーションしだしたら、3~4か月後には僕らのSEOブログの出番が回ってくるという流れ、押さえておくと良いです。
AD広告やPPC広告のペラサイト(記事LPって奴)で認知度を高めながら、煽って売るという図式と、ブログのSEOコンテンツでじっくり消費者目線で納得して購入してもらうという図式。
広告主側から見るとキャンセル率、購入継続率はSEO(ブログ)からの販売動線が最もキャンセルが少なく、継続率が高いと言われています。
オレたち、「めちゃいい仕事、してるんだぜ!」ということですね。
だから、
「悪評」
「解約」
「詐欺」
みたいなキーワードで、アフィリエイターだけが儲かればいい・・的な記事で売り逃げする時代ではなくなりつつあるわけです。
しっかり時代の流れを注視していけば、何が売れるか?何が売りやすいか?は、必ず見えてきますよ。
美味しい鰻でも食べつつ、今日は丸一日、リサーチデーにしてみるのもいいかも。ですね。
----■編集後記■----
鰻、大好物です。
コレステロールが高いので、ダイエット中のMEGAにはNGなんですが、、笑
ま、たまにはね。
スーパーで普通に売っている中国産の養殖鰻。
国産と比べると、かなりお手頃な価格です。
ボールに水を張って鰻をつけて、洗います。
水を変えながら、何度か洗ってタレを一度、完全に洗い落としてしまいます。
盛り付ける時の大きさに切って、フライパンに皮を下にして並べます。
鰻が隠れるぐらいひたひたに日本酒を入れて、蓋をして10分程度蒸し煮にします。
日本酒が1/5ぐらいまで煮詰まったら、みりん・三温糖・醤油を入れて、とろみがつくまで、軽く煮詰めます。
もし、バーナーがあれば最後に表面をバーナーで軽く炙ると香が立って最高ですね。
ちなみに、MEGAが愛用しているバーナーはコレです。安くて、丈夫で使いやすいです。
ガスバーナー・トーチバーナー ・900℃~1300℃ 調整可能
これひとつあると、料理のバリエがめちゃ増えますよ。市販の100円カセットガスで使えますし。クレーム・ブリュレも簡単に作れますしね^^
話を戻して、バーナーが無ければ無理に炙らなくても、大丈夫です。蒸し煮にしただけでも、十分美味しいです。
はい。800円のスーパーの中国鰻が、料亭8000円の鰻に化けるので、ぜひお試しを。
レンジやトースターでタレがついたまま温め直すのと味も風味も柔らかさも全く別物に生まれ変わります。
中国産は臭みが・・とか、この調理法なら全く気になりません。
ちなみに、
私が最も「旨い!」と思っているのが、東京・南千住の「尾花」という鰻屋さん。
注文が入ってから1時間近くかけて丁寧に蒸して、炭火で炙って作ってもらうのですが、その職人さんの技がマジで「神」過ぎる。
口に入れた瞬間美味し過ぎて、涙が出てきます。
注文してから、焼き上がりまでビール飲みながら、「う巻き」をつまんで過ごす1時間が鰻好きには、たまらない時間です。
今日紹介した水で洗って、酒蒸しにする調理法、口に入れた瞬間の、とろけるような鰻の歯ざわりと味が「尾花の鰻」に迫るおいしさになりますよ~。
ぜひ、試してみてください。
嗚呼、、、幸せ。笑
では、
またメールします。
MEGA
【2021/07/28配信のメルマガより】
はじめまして、みー18号と申します。
楽しく投稿を拝見させていただきました。
マーケティングの始まりは土用の丑の日ということはかすかな記憶にありましたが
平賀源内さんが考案したことは知りませんでした。(笑)
現在の旬のリーサーチが重要、インフルエンサーの方の発信なども注力する、その3~4か月後にアフィリエイター繁忙期になることがとても勉強になりました。
ありがとうございます。
日本人の特性なども良く理解しておくとマーケティングにも活かせるのではと投稿を拝見させてもらい思いました。
また、サイトにお邪魔させていただきます。
今後ともよろしくお願いします。
みー18号さん
こんにちは!MEGAです。
コメントありがとうございます。
良いものだから売れる
とは限らず、売り方がハマっていなければ
良い商品も届きませんからね。
誰に向けて、
どうアプローチするか?
で、大きく変わります。
アフィリエイトも、企画設計者ではないですが、
情報を届ける一旦は担っているので、
マーケティングを学ぶと、より面白みが増しますね~
また、ぜひ
お立ち寄りください!
こんな日常にもマーケティングが隠れているんですね・・!!
仕掛ける側の目線とアンテナ、大事にしたいです!
ありがとうございます!!
大木さん
こんばんは!MEGAです。
コメントありがとうございます。
「平賀源内が発案したんだって」で終わる方は多いですが、
これってマーケティングじゃん!
売り方と見せ方ってことじゃん!
という目線に立つと、面白いですよね。
仕掛ける側は、常に考え続けていますし、世の中の流行はほぼ、仕掛ける側によって動いていると言えますものね^^
また、ぜひお立ち寄りください。